【11/5発表】決算跨ぎチャレンジ 13銘柄の分析レポート(★4は任天堂・ソニーグループ)

決算前分析

このレポートについて

11/5(木)に決算を発表する銘柄から、ゲーム・半導体・AI・FA・商社・海運・建設・金融などのテーマ株13銘柄を選び、決算を跨ぐかどうかの判断材料をまとめたレポートです。株価は11/4(水)の終値、作成は11/4(水)です。各社1ページの詳細レポートは、記事末尾のPDFにまとめています。

評価は、次の5項目から「決算跨ぎお勧め度」を★5段階で付けています(★3が中立)。

  1. 決算パターン(過去5年の同じ四半期の、決算翌日の値動き)
  2. 通期修正の可能性(業界の周辺情報から、コンセンサスを超える修正が出そうか)
  3. 前回決算以降の値動き(事前修正などで、業績の情報がすでに出ていないか)
  4. バリュエーション(信用倍率を過去1か月の平均と比べた需給)
  5. 業界・関連銘柄(同業の先行決算の内容と株価の反応)

※翌々営業日11/6(金)の9:00以前に発表時刻が確認できた銘柄はありませんでした(時刻が未定の銘柄は外しています)。
※日本郵船(12:00)・兼松(14:00)は場中の発表のため、過去の値動きも発表当日の終値で比べています。ソニーG・芝浦メカトロニクス・ダイヘンは15:00の発表で、11/5の大引けまでに一部反応する可能性があります。
※銘柄スカウターライトは使っておらず、コンセンサスは株予報Proの数値です。

選定銘柄の一覧

コード 銘柄 テーマ 発表日時 決算期 ★ 時価総額
7974 任天堂 ゲーム/IP 11/5 15:30 2Q ★4 10.8兆円
6758 ソニーグループ ゲーム/IP 11/5 15:00 2Q ★4 23.5兆円
6976 太陽誘電 AI・電子部品 11/5 15:30 2Q ★3 1.0兆円
6590 芝浦メカトロニクス 半導体(装置) 11/5 15:00 2Q ★3 2,120億円
3110 日東紡績 AI・電子材料 11/5 15:30 2Q ★3 5,015億円
8020 兼松 商社 11/5 14:00 2Q ★3 3,698億円
1911 住友林業 建設(住宅) 11/5 15:30 3Q ★3 7,745億円
7164 全国保証 金融(保証) 11/5 15:30 2Q ★3 4,178億円
6963 ローム 半導体 11/5 15:30 2Q ★2 1.4兆円
5384 フジミインコーポレーテッド 半導体(材料) 11/5 16:00 2Q ★2 2,419億円
6134 FUJI FA(フィジカルAI) 11/5 15:30 2Q ★2 5,732億円
6622 ダイヘン FA・インフラ(電力機器) 11/5 15:00 2Q ★2 2,839億円
9101 日本郵船 海運 11/5 12:00 2Q ★1 3.0兆円

★4以上の銘柄

7974 任天堂(★4)

  • 決算パターン: 2Q決算の翌日は過去5年で上4・下1、値幅は平均±5.7%。2023〜2025年は3年連続で+5.8〜+6.2%と上昇(2025年は通期経常を21%上方修正)。下落は2022年(日付は推定)の−7.1%のみ
  • 通期修正の可能性: 1Q経常2,062億円で通期予想4,300億円の47.9%に到達(前年17.7%)。為替差益169億円を含むが、上期コンセンサス2,138億円にほぼ届いている。通期コンセンサス5,938億円は会社予想を38%上回り、期初予想を据え置いたままの会社がどこまで引き上げるかが焦点
  • 株価: 1Q決算日(8/6)の7,641円から9/1に9,103円まで上昇後、反落。決算前は8,353円(1Q発表日比+9.3%)で、11/4はAI・半導体株安の中で+2.5%と逆行高
  • バリュエーション・為替: 信用倍率は過去1か月平均より13%低く、需給は中立。想定為替レートは1Q短信に記載がなく、為替の試算はしていません
  • 業界: 同じ11/5の15:00にソニーGが2Q決算。カプコンは10/27に上期経常68%増益で着地、スクウェア・エニックスHDは11/11に2Q決算

6758 ソニーグループ(★4)

  • 決算パターン: 2Q決算の翌日は過去5年で上4・下1、値幅は平均±4.8%(2021・2022年は日付を推定)。2024年+6.0%、通期最終を8%上方修正した2025年は+3.7%
  • 通期修正の可能性: 1Q税引前4,775億円で通期予想1兆7,100億円の27.9%(前年25.1%)。前期は3回、今期も1Qで上方修正しており、通期コンセンサス1兆7,863億円は会社予想の4.5%上。上期コンセンサスには7-9月期に5,076億円(前年4,418億円)が必要
  • 株価: 1Q決算日(7/31)の3,787円から10/23に4,137円まで上昇。決算前は3,933円(1Q発表日比+3.9%)とAI株安の中でも底堅い
  • バリュエーション・為替: 信用倍率は過去1か月平均より25%低く、売り残の増加で需給は軽め。想定為替レートは確認できず、為替の試算はしていません
  • 業界: 同じ11/5の15:30に任天堂が2Q決算。パナソニックHDは10/30に最終20%上方修正。事業が多岐にわたり、同業との単純比較は難しい

★3以下の銘柄

  • 6976 太陽誘電(★3): 1Qで通期経常を56%上方修正済みですが、1Q進捗は10.2%と下期偏重。直近2年の2Q翌日は−16%台で、想定160円に対する円高で通期営業は3.7%の下振れ試算です。
  • 6590 芝浦メカトロニクス(★3): 2023〜2025年は2Qで通期を上方修正。ただ今期1Qは28%減益で進捗18.6%、コンセンサスは会社予想の22%上と高めです。
  • 3110 日東紡績(★3): 2Q翌日の値幅は平均±13%と非常に大きく、上方修正の年は+17〜18%、2024年は−16%。1Qで15%上方修正済みです。
  • 8020 兼松(★3): 1Q進捗34.4%と好調ですが、期中に通期を修正しない会社。14時の場中発表で、発表日の値動きは平均±0.6%と小さめです。
  • 1911 住友林業(★3): 3Q翌日は5年で上1・下4と弱い一方、信用倍率は過去1か月平均より56%低く、売り残の増加で踏み上げの余地があります。8/7に28%下方修正済みです。
  • 7164 全国保証(★3): 通期の修正は例年3月のみで、2Qはサプライズが出にくい銘柄。値幅は平均±1.4%と小さめです。
  • 6963 ローム(★2): 1Qは通期経常の31.2%と好調ですが、通期コンセンサスは会社予想の60%上と期待が高く、信用倍率は1か月で約2倍に急増。直近2年の2Q翌日は−9.1%・−13.5%でした。
  • 5384 フジミインコーポレーテッド(★2): 10/9に通期経常を18%上方修正済みで、翌営業日は−3.7%と材料出尽くし。コンセンサスとの差も2〜3%にとどまります。
  • 6134 FUJI(★2): 1Qで38%上方修正済みで、会社予想はすでにコンセンサスを12%上回ります。信用倍率は過去1か月平均より38%高く、上値の重さが気になります。
  • 6622 ダイヘン(★2): 10/29に通期経常を20%上方修正済みで、上期コンセンサスは修正後の会社予想を下回ります。信用倍率は51倍と買い残が多めです。
  • 9101 日本郵船(★1): 10/29に通期経常を34%上方修正し、翌日+5.6%と好感済み。2Q発表当日は過去5年とも下落しています(12時台の場中発表)。

連動銘柄の注目日程

  • 11/5(同日): 飯野海運(14:00)、ソニーG(15:00)、任天堂(15:30)
  • 11/9: 商船三井(2Q)
  • 11/10: 東京応化(3Q)、りそなHD(2Q)
  • 11/11: スクウェア・エニックスHD・デクセリアルズ・大和ハウス・横浜FG(2Q)、レゾナック(3Q)
  • 11/13: SMC・三菱UFJ(2Q)、ナブテスコ(3Q)
  • 発表済み: 村田製作所・TDK(10/30、上方修正)、京セラ(11/2、7-9月期下振れ)、東京エレクトロン(10/30、翌営業日+5.2%)、SCREEN(10/30、翌営業日−19%)、三菱商事・伊藤忠・川崎汽船(11/4)

この13銘柄の結果(11/6の寄り付き・終値での答え合わせ。場中発表の銘柄は11/5の値動きも参考に記載)は、翌営業日11/6(金)の大引け後に結果記事で公開します。

レポートPDF

各社1ページの詳細(業績推移・修正のタイミング・過去5年の決算翌日の値動き・株価チャート)はこちらです。

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※本記事は過去の決算での値動き・業績・業界動向から採点した参考情報であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

出典: 株探(株価指標・業績・ニュース・信用残)、株予報Pro(コンセンサス・業績修正履歴)、Yahoo!ファイナンス(株価)、トレーダーズ・ウェブ(決算発表スケジュール)、各社の決算短信・決算説明資料

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