結果サマリー
10/30(金)に決算を発表した銘柄の、週明け11/2(月)の値動きです。10/30の終値で跨ぎ、11/2の寄り付きで手仕舞った場合と終値で手仕舞った場合を分けて評価しています。
| 寄り付き | 終値 | |
|---|---|---|
| ★4〜5(跨ぐ)の勝敗 | 2勝3敗(横ばい2) | 3勝2敗(横ばい2) |
| ★4〜5を100株ずつ跨いだ損益 | −119,500円 | +275,900円 |
| ★2(跨がない)の判定 | 的中2・横ばい1 | 的中1・横ばい2 |
| 日経平均 / TOPIX(11/2終値) | −0.3% / −0.9% |
※★5が2銘柄、★4が5銘柄でした。
※東証の取引時間は15:30までのため、大和証券G(11:30)・双日(12:30)・関電工(13:00)・村田製作所(14:00)・住友電気工業・ミスミG(15:00)は10/30のうちに一部反応しています。参考として発表当日の値動きを下に載せています。
終値の合計がプラスになったのは、レーザーテック1銘柄(+302,000円)が大きく、ほかに東京エレクトロンとミスミGが的中しました。一方で明電舎と住友電工は上方修正を出しながら下げ、前回と同じ「コンセンサスに届かない上方修正は売られる」形が続いています。★3のSCREENは−19.0%と今回最大の下げで、★2のキオクシアも−15.8%と大きく下げました。
判定のルール
- 騰落率: 10/30の終値を基準に、11/2の始値・終値で計算
- 横ばい: ±1.0%未満
- 的中・外れ: ★4〜5は上昇で的中、★1〜2は下落で的中(跨がない判断が正しかった)。★3は中立なので勝敗に入れず、値動きだけ記録
- 反応倍率: |騰落率| ÷ レポートに書いた過去の決算翌日の平均値幅。1.0倍以上は「大幅」、未満は「小幅」(平均値幅の記載がない銘柄は「—」)
一覧表
| コード | 銘柄 | ★ | 基準株価(10/30終値) | 寄り騰落率 | 寄り判定 | 終値騰落率 | 終値判定 | 反応倍率(寄り/終値) | 100株損益(寄り / 終値) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 6981 | 村田製作所 | ★5 | 6,358円 | +0.7% | 横ばい | −0.3% | 横ばい | 0.1倍 / 0.0倍 | +4,700円 / −1,800円 |
| 9962 | ミスミグループ本社 | ★5 | 3,925円 | +1.8% | 小幅的中 | +3.8% | 大幅的中 | 0.5倍 / 1.2倍 | +7,000円 / +14,800円 |
| 8035 | 東京エレクトロン | ★4 | 9,514円 | +1.6% | 小幅的中 | +5.2% | 大幅的中 | 0.6倍 / 1.9倍 | +15,000円 / +49,100円 |
| 6920 | レーザーテック | ★4 | 37,700円 | −1.9% | 小幅外れ | +8.0% | 大幅的中 | 0.2倍 / 1.0倍 | −70,000円 / +302,000円 |
| 5802 | 住友電気工業 | ★4 | 1,770円 | −2.3% | 小幅外れ | −6.0% | 小幅外れ | 0.4倍 / 0.9倍 | −4,000円 / −10,700円 |
| 1942 | 関電工 | ★4 | 4,598円 | +0.6% | 横ばい | −0.1% | 横ばい | 0.1倍 / 0.0倍 | +2,800円 / −400円 |
| 6508 | 明電舎 | ★4 | 9,448円 | −7.9% | 大幅外れ | −8.2% | 大幅外れ | 1.0倍 / 1.1倍 | −75,000円 / −77,100円 |
| 7735 | SCREENホールディングス | ★3 | 11,375円 | −17.1% | 中立 | −19.0% | 中立 | 3.0倍 / 3.3倍 | −195,000円 / −215,700円 |
| 6503 | 三菱電機 | ★3 | 4,640円 | +1.5% | 中立 | +2.5% | 中立 | 0.2倍 / 0.4倍 | +7,000円 / +11,600円 |
| 2768 | 双日 | ★3 | 5,130円 | 0.0% | 中立(横ばい) | +0.2% | 中立(横ばい) | 0.0倍 / 0.1倍 | −100円 / +1,000円 |
| 8601 | 大和証券グループ本社 | ★3 | 1,698.5円 | −1.5% | 中立 | 0.0% | 中立(横ばい) | 0.4倍 / 0.0倍 | −2,600円 / −50円 |
| 285A | キオクシアホールディングス | ★2 | 13,470円 | −13.4% | 的中 | −15.8% | 的中 | — / — | −180,000円 / −212,500円 |
| 4816 | 東映アニメーション | ★2 | 3,030円 | −2.6% | 小幅的中 | −0.7% | 横ばい | 0.7倍 / 0.2倍 | −7,900円 / −2,000円 |
| 9936 | 王将フードサービス | ★2 | 2,930円 | −0.1% | 横ばい | −0.7% | 横ばい | 0.0倍 / 0.1倍 | −200円 / −2,000円 |
※★1〜2の100株損益は「跨いでいたら」の参考値で、合計には入れていません。
参考:寄り付きから見た11/2の最大の含み益/含み損(高値・安値ベース)
| コード | 銘柄 | 最大含み益 | 最大含み損 |
|---|---|---|---|
| 6981 | 村田製作所 | +1.3% | −3.4% |
| 9962 | ミスミグループ本社 | +3.7% | −2.9% |
| 8035 | 東京エレクトロン | +5.6% | −0.1% |
| 6920 | レーザーテック | +10.2% | −1.8% |
| 5802 | 住友電気工業 | +2.4% | −5.1% |
| 1942 | 関電工 | +0.7% | −1.9% |
| 6508 | 明電舎 | +3.4% | −4.8% |
| 7735 | SCREENホールディングス | +2.2% | −3.4% |
| 6503 | 三菱電機 | +2.6% | −0.7% |
| 2768 | 双日 | +1.8% | −0.2% |
| 8601 | 大和証券グループ本社 | +1.6% | −0.9% |
| 285A | キオクシアホールディングス | +2.9% | −4.6% |
| 4816 | 東映アニメーション | +2.5% | −2.6% |
| 9936 | 王将フードサービス | +0.6% | −1.7% |
参考:場中・15時台に発表した銘柄の、発表当日(10/29終値→10/30終値)の値動き
| コード | 銘柄 | 発表時刻 | 10/29終値 | 10/30終値 | 騰落率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8601 | 大和証券グループ本社 | 11:30 | 1,730円 | 1,698.5円 | −1.8% |
| 2768 | 双日 | 12:30 | 5,474円 | 5,130円 | −6.3% |
| 1942 | 関電工 | 13:00 | 5,328円 | 4,598円 | −13.7% |
| 6981 | 村田製作所 | 14:00 | 6,890円 | 6,358円 | −7.7% |
| 5802 | 住友電気工業 | 15:00 | 1,870円 | 1,770円 | −5.3% |
| 9962 | ミスミグループ本社 | 15:00 | 3,827円 | 3,925円 | +2.6% |
銘柄ごとのコメント
6981 村田製作所(★5)
今期最終を17%上方修正し、最高益予想を上乗せしました(株探の見出しより)。レポートの「通期の再上方修正が有力」は当たりましたが、14:00の場中発表で10/30は−7.7%と売られ、跨いだ11/2は寄り+0.7%・引け−0.3%の横ばい。修正は出ても、株価の反応は発表当日に済んでしまった形です。
9962 ミスミグループ本社(★5)
今期経常を16%上方修正し最高益予想を上乗せ、配当も10.89円増額。レポートでは「通期コンセンサスは会社予想の4.2%上」と書いており、それを超える修正幅でした。15:00発表で10/30も+2.6%、11/2も引け+3.8%(平均値幅の1.2倍)の大幅的中です。
8035 東京エレクトロン(★4)
「市場想定上回る好決算や自社株買いを評価」(株探)で、今期最終益は51%増の予想、上限1.1%の自社株買いも発表しました。レポートの焦点「初開示の通期予想がコンセンサス1兆円超に届くか」が良い方に出て、引け+5.2%(平均値幅の1.9倍)の大幅的中です。
6920 レーザーテック(★4)
7〜9月期は減収減益でしたが「概ね想定通り進捗」で、受注高見通しを大幅に引き上げました。寄りは−1.9%と下げて始まりましたが、その後切り返して引け+8.0%、寄りからは最大+10.2%まで上げています。寄りで手仕舞うと外れ、引けまで持てば大幅的中と、手仕舞いのタイミングで結果が分かれた銘柄です。
5802 住友電気工業(★4)
今期経常を12%上方修正し、最高益予想を上乗せ、配当も5円増額しました。ただレポートでは「通期コンセンサスは会社予想の10.5%上」と書いており、修正幅はコンセンサスを少し上回る程度。15:00発表で10/30は−5.3%、11/2も引け−6.0%と続落しました。「信用倍率38倍」の重さも出た可能性があります。
1942 関電工(★4)
上期経常は16%増益、7-9月期も18%増益で着地しましたが、通期の修正の見出しはありませんでした。13:00の場中発表で10/30は−13.7%と大きく売られ、11/2は寄り+0.6%・引け−0.1%の横ばい。レポートに書いた「上方修正は例年3Q」がそのまま出て、2Qで修正がなかったことが失望されたとみられます。場中発表で反応が当日に出る銘柄に★4を付けたこと自体を見直す必要があります。
6508 明電舎(★4)
今期経常を4%上方修正し最高益予想を上乗せしましたが、レポートでは「コンセンサスは通期で9.6%上」と書いており、修正幅が大きく足りませんでした。引け−8.2%(平均値幅の1.1倍)の大幅外れ。レポートに「上方修正でも2025年は−16.6%」と書きながら★4にしたのが失敗です。
7735 SCREENホールディングス(★3)
「7-9月期業績は市場想定を下振れ着地」(株探)で、引け−19.0%(平均値幅の3.3倍)と今回最大の下げ。レポートで「1Qは上期予想の27.5%、上期コンセンサスは会社予想を10%下回る」と書いた弱さが出ました。中立にしたのは結果的に正解ですが、★2でもよかった銘柄です。
6503 三菱電機(★3)
今期最終は6%下方修正でしたが、FAシステムや空調・家電が好調で調整後営業益予想は引き上げ、自社株買いも発表しました。引け+2.5%と小じっかりでした。
2768 双日(★3)
上期最終は40%増益、7-9月期も38%増益で着地。12:30の発表で10/30は−6.3%と売られ、11/2は横ばいでした。
8601 大和証券グループ本社(★3)
上期経常は70%増益、7-9月期も44%増益で着地。レポートの「上期は大幅増益が確実視」どおりでしたが、11:30の場中発表で10/30は−1.8%、11/2も寄り−1.5%・引け横ばいでした。「増益でも売られた年がある」というクセが今年も出ました。
285A キオクシアホールディングス(★2)
「10-12月期ガイダンスが市場予想を下振れ」(株探)で、11/2は寄り−13.4%・引け−15.8%。レポートで「焦点は3Q見通し」「信用倍率29倍で円高」と書いた懸念がそのまま出て、跨がない判断が当たりました。
4816 東映アニメーション(★2)
上期経常は10%減益で着地。レポートの「10/28に上方修正済みで材料出尽くし」の見立てどおり、寄り−2.6%(小幅的中)、引けは−0.7%で横ばいでした。
9936 王将フードサービス(★2)
今期経常を一転14%減益に下方修正しました。レポートで書いた下方修正リスクは当たりましたが、株価は寄り−0.1%・引け−0.7%と小動き。売り残の多さが下げを抑えた可能性がありますが、見出しからは確認できていません。
振り返り
- 結果:★4〜5の7銘柄は寄り2勝3敗(横ばい2)、終値3勝2敗(横ばい2)。100株ずつの損益は寄り−119,500円・終値+275,900円で、終値のプラスはレーザーテック(+302,000円)の寄与がほとんどです
- うまくいかなかった点①:住友電工・明電舎は上方修正を出したのに下げました。どちらもレポートに「コンセンサスは会社予想の約10%上」と書いており、前回(10/29発表分)の富士電機・アンリツと同じパターンです。11/1に改定した採点ルール(コンセンサスを超える修正が出そうかで判定)は今回のレポートには間に合っておらず、改定後のルールで付けていれば★は下がっていたはずです
- うまくいかなかった点②:村田製作所・関電工は場中発表で、反応が10/30のうちに出てしまいました(−7.7%、−13.7%)。翌営業日の値動きで評価するこの企画では、場中発表の銘柄は★を控えめにするか、発表当日の動きも想定に入れる必要があります
- うまくいかなかった点③:★3のSCREENが−19.0%。進捗の遅さとコンセンサス割れを把握していながら中立にとどめました
- うまくいった点:東京エレクトロン・ミスミG・レーザーテックは引けで的中。コンセンサスを超える数字(ミスミGの16%修正、東エレクの好決算と自社株買い、レーザーテックの受注見通し引き上げ)が出た銘柄はしっかり上がっています。★2のキオクシアも的中しました
- 地合い:11/2は日経平均−0.3%・TOPIX−0.9%と小幅安で、外れを地合いのせいにはできません
- 次回への課題:場中発表の銘柄は発表当日に反応が出ることを前提に★を付ける。寄りと引けで結果が逆になる銘柄(今回のレーザーテック)もあるため、寄り後の値動きの傾向もレポートに書き添える
分析記事
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※本記事は過去の分析の答え合わせであり、売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。
出典: Yahoo!ファイナンス(株価時系列)、株探(決算速報・ニュースの見出し)、決算跨ぎチャレンジレポート(10/30発表分)
