【11/4発表】決算跨ぎチャレンジの結果 ★4は寄り0勝4敗・終値0勝4敗

決算結果

結果サマリー

11/4(水)に決算を発表した銘柄の、11/5(木)の値動きです。11/4の終値で跨ぎ、11/5の寄り付きで手仕舞った場合と終値で手仕舞った場合を分けて評価しています。

寄り付き 終値
★4(跨ぐ)の勝敗 0勝4敗 0勝4敗
★4を100株ずつ跨いだ損益 −172,200円 −160,750円
★1〜2(跨がない)の判定 的中2・外れ3 的中2・外れ3
日経平均 / TOPIX(11/5) −1.8% / +1.2%

※今回は★5なし、★4が4銘柄(横河電機・オークマ・オルガノ・東洋水産)でした。
※東証の取引時間は15:30までのため、丸紅(11:00)・三井物産(12:00)・東洋水産(12:20)・伊藤忠商事(13:00)・IHI(13:00)・リコーリース(14:00)・三菱商事(14:00)・日本酸素HD(15:00)は11/4のうちに一部反応しています。参考として発表当日の値動きを下に載せています。

★4の4銘柄はすべて下落し、完敗でした。FA・半導体の横河電機・オークマ・オルガノは決算の中身が期待に届かず、日経平均が−1.8%と半導体・ハイテクが売られた地合いも重なって2桁の下落。一方でTOPIXは+1.2%と、商社などのバリュー株が買われる日でした。★1〜2ではヒロセ電機・川崎汽船の下落が的中、AREHDは上方修正でストップ高となり大きく外れました。

判定のルール

  • 騰落率: 11/4の終値を基準に、11/5の始値・終値で計算
  • 横ばい: ±1.0%未満
  • 的中・外れ: ★4〜5は上昇で的中、★1〜2は下落で的中(跨がない判断が正しかった)。★3は中立なので勝敗に入れず、値動きだけ記録
  • 反応倍率: |騰落率| ÷ レポートに書いた過去の決算翌日の平均値幅。1.0倍以上は「大幅」、未満は「小幅」。レポートに平均値幅の記載がない銘柄は「—」

一覧表

コード 銘柄 ★ 基準株価(11/4終値) 寄り騰落率 寄り判定 終値騰落率 終値判定 反応倍率(寄り/終値) 100株損益(寄り / 終値)
6841 横河電機 ★4 4,557円 −6.2% 外れ −11.5% 外れ — −28,200円 / −52,300円
6103 オークマ ★4 4,430円 −9.5% 大幅外れ −10.8% 大幅外れ 5.0倍 / 5.7倍 −42,000円 / −48,000円
6368 オルガノ ★4 2,145円 −21.9% 外れ −19.6% 外れ — −47,000円 / −41,950円
2875 東洋水産 ★4 10,995円 −5.0% 外れ −1.7% 外れ — −55,000円 / −18,500円
8002 丸紅 ★3 4,754円 +5.2% 中立 +7.4% 中立 2.7倍 / 3.9倍 +24,600円 / +35,400円
8031 三井物産 ★3 4,900円 +2.7% 中立 +2.8% 中立 0.9倍 / 0.9倍 +13,000円 / +13,900円
8001 伊藤忠商事 ★3 2,271円 +3.9% 中立 +5.5% 中立 2.0倍 / 2.7倍 +8,900円 / +12,450円
7013 IHI ★3 2,394円 +2.1% 中立 +1.4% 中立 0.3倍 / 0.2倍 +5,000円 / +3,450円
7729 東京精密 ★3 14,920円 −10.0% 中立 −15.3% 中立 1.3倍 / 2.0倍 −149,000円 / −228,500円
4091 日本酸素HD ★3 5,810円 +1.1% 中立 +3.3% 中立 0.2倍 / 0.6倍 +6,400円 / +18,900円
8566 リコーリース ★3 6,140円 +2.4% 中立 +4.7% 中立 1.9倍 / 3.6倍 +15,000円 / +29,000円
8058 三菱商事 ★2 5,148円 +1.5% 外れ +2.4% 外れ — +7,600円 / +12,600円
9107 川崎汽船 ★2 3,440円 −4.1% 的中 −7.4% 的中 — −14,000円 / −25,500円
3064 MonotaRO ★2 2,242.5円 +3.1% 小幅外れ +6.2% 大幅外れ 0.6倍 / 1.3倍 +7,000円 / +13,950円
5857 AREホールディングス ★2 3,070円 +20.5% 大幅外れ +22.8% 大幅外れ 4.5倍 / 5.0倍 +63,000円 / +70,000円
6806 ヒロセ電機 ★1 23,340円 −2.1% 的中 −6.6% 的中 — −50,000円 / −154,000円

※★1〜3の100株損益は「跨いでいたら」の参考値で、合計には入れていません。

参考:寄り付きから見た11/5の最大の含み益/含み損(高値・安値ベース)

コード 銘柄 最大含み益 最大含み損
6841 横河電機 +0.0% −6.8%
6103 オークマ +2.4% −4.0%
6368 オルガノ +6.5% −1.6%
2875 東洋水産 +5.0% −0.2%
8002 丸紅 +2.7% −1.4%
8031 三井物産 +3.1% −1.1%
8001 伊藤忠商事 +2.4% −1.1%
7013 IHI +1.3% −3.9%
7729 東京精密 +1.4% −11.1%
4091 日本酸素HD +2.1% −2.1%
8566 リコーリース +3.0% −0.3%
8058 三菱商事 +3.5% −1.3%
9107 川崎汽船 +0.6% −6.1%
3064 MonotaRO +4.7% −0.4%
5857 AREホールディングス +1.9% −1.6%
6806 ヒロセ電機 +0.7% −7.7%

参考:場中・15時台に発表した銘柄の、発表当日(11/2終値→11/4終値)の値動き

コード 銘柄 発表時刻 11/2終値 11/4終値 騰落率
8002 丸紅 11:00 4,821円 4,754円 −1.4%
8031 三井物産 12:00 4,917円 4,900円 −0.3%
2875 東洋水産 12:20 11,195円 10,995円 −1.8%
8001 伊藤忠商事 13:00 2,271円 2,271円 ±0.0%
7013 IHI 13:00 2,306円 2,394円 +3.8%
8566 リコーリース 14:00 6,240円 6,140円 −1.6%
8058 三菱商事 14:00 4,772円 5,148円 +7.9%
4091 日本酸素HD 15:00 5,517円 5,810円 +5.3%

銘柄ごとのコメント

6841 横河電機(★4)

今期経常を4%上方修正し2期ぶり最高益更新へ(株探)。ただ主力の制御事業の粗利率悪化で上期営業益は8%減となり、11/5は急落して年初来安値を更新しました(株探の見出しより)。レポートの「2Qは上方修正の年が多く翌日は上がりやすい」というクセどおり上方修正は出ましたが、修正幅は4%にとどまり、コンセンサス(会社予想の9%上)に届きませんでした。引け−11.5%の外れです。

6103 オークマ(★4)

上期経常は2.1倍で着地し、7-9月期も93%増益(株探)。ただ通期予想は据え置きで、「出尽くし感も優勢」と大幅続落しました。レポートは工作機械受注の急拡大とコンセンサス(会社予想の11.5%上)から上方修正を見込みましたが、出ませんでした。引け−10.8%は過去の平均値幅(±1.9%)の5.7倍で、大幅外れです。

6368 オルガノ(★4)

上期経常は一転10%減益で下振れ着地(株探)。前年同期の反動や費用増が理由とされ、11/5は失望売りで寄り−21.9%・引け−19.6%。レポートでは「2Qで上方修正の年が続く」「1Q後に−24%と調整済み」と見ましたが、同業の栗田工業の下方修正をもっと重く見るべきでした。

2875 東洋水産(★4)

上期経常は15%増益で着地し、7-9月期も9%増益(株探)。12:20の場中発表で11/4は−1.8%、11/5も寄り−5.0%・引け−1.7%と続落しました。レポートの「2Q決算日は過去5年で下落なし」というクセは今回は崩れました。増益でも売られた理由は見出しからは読み取れず、上期予想との比較など中身の確認が必要です。

8002 丸紅(★3)

今期最終を9%上方修正し最高益予想を上乗せ、配当も10円増額(株探)。11:00の場中発表で11/4は−1.4%でしたが、11/5は寄り+5.2%・引け+7.4%と大きく上げました。

8031 三井物産(★3)

今期最終を14%上方修正(株探)。11/4は−0.3%、11/5は引け+2.8%でした。

8001 伊藤忠商事(★3)

上期最終は16%増益で着地し、7-9月期も33%増益(株探)。11/5は引け+5.5%と、商社がそろって買われました。

7013 IHI(★3)

今期最終を8%上方修正し最高益予想を上乗せ、配当も2円増額(株探)。13:00発表で11/4に+3.8%と先に反応し、11/5は引け+1.4%の小動きでした。

7729 東京精密(★3)

今期経常を3%上方修正し最高益予想を上乗せ、配当も12円増額(株探)。ただ半導体関連の地合い悪の中で出尽くしとなり、引け−15.3%と大幅続落(株探)。レポートで「1Q後に信用買い残が急増し上値は重い」と書いた懸念が出た形で、中立にとどめたのは正解でした。

4091 日本酸素HD(★3)

上期最終は39%増益で着地し、7-9月期も24%増益(株探)。15:00発表で11/4に+5.3%、11/5も引け+3.3%と続伸しました。

8566 リコーリース(★3)

上期経常は12%減益で着地(株探)。それでも11/5は引け+4.7%と、レポートの「値幅は平均±1.3%」を大きく超えて上げました。PBR0.8倍・利回り4%台の割安さが見直された可能性があります(推測)。

8058 三菱商事(★2)

今期最終を9%上方修正し4期ぶり最高益更新へ。あわせて1兆円規模の自社株買い・消却を発表し、11/4の後場に上昇(株探)。11/4は+7.9%、11/5も引け+2.4%と続伸し外れました。レポートの「2Q決算日は5年連続で下落」のクセは、大型の自社株買いで覆されました。

9107 川崎汽船(★2)

上期経常は98%増益で着地(株探)。ただ10/23に上方修正済みで材料は出尽くし、11/5は寄り−4.1%・引け−7.4%。レポートの「2Q決算日は5年連続で下落」のとおりで、跨がない判断が的中しました。

3064 MonotaRO(★2)

1-9月期経常は23%増益、7-9月期も20%増益で、株探の「サプライズ決算」にも挙がりました。11/5は引け+6.2%と上げ、外れです。レポートの「月次で売上は判明済み」から反応は限られると見ましたが、利益面の上振れが評価されました。

5857 AREホールディングス(★2)

今期最終を24%上方修正し最高益予想を上乗せ、配当も20円増額、自社株買いも実施(株探)。電子分野の伸長などが理由で、11/5はストップ高(株探)。レポートでも「上方修正の余地はある」と書きましたが、金価格の調整と信用買い残の急増を重く見て★2にしたのが裏目に出ました。

6806 ヒロセ電機(★1)

上期最終は15%増益で着地し、7-9月期も27%増益(株探)。それでも11/5は引け−6.6%と下げ、レポートの「2Q決算翌日は5年連続で下落」のクセが6年目も出ました。跨がない判断が的中です。

振り返り

  • 結果:★4の4銘柄は寄り0勝4敗、終値0勝4敗。100株ずつの損益は寄り−172,200円・終値−160,750円と、大きな負けになりました
  • うまくいかなかった点①:横河電機・オークマは「上方修正しそうか」までは読めても、「コンセンサスを超える修正が出るか」の判定が甘かったです。横河電機は修正幅4%でコンセンサスに届かず、オークマは据え置きでした。コンセンサスが会社予想を大きく上回る銘柄は、期待がすでに株価に入っているとみて点を辛くする必要があります
  • うまくいかなかった点②:オルガノは同業の栗田工業が下方修正していたのに★4にしました。同業の悪い材料が出ているときは、業界の項目でもっと強く減点すべきでした
  • うまくいかなかった点③:FA・半導体系に★4が集中し、日経平均−1.8%・半導体安の地合いで一斉に下げました。同じテーマに★4を重ねない、地合いのリスクを分散する工夫が必要です
  • うまくいかなかった点④:★2のAREHDは上方修正の余地を認めながら★2にし、ストップ高を逃しました。三菱商事も大型の自社株買いでクセが崩れました
  • うまくいった点:★1のヒロセ電機と★2の川崎汽船は、好決算でも下げるクセどおりで的中。★3の東京精密(−15.3%)を跨がなかったのも結果的に正解でした
  • 地合い:11/5は日経平均−1.8%、TOPIX+1.2%。ハイテクが売られ、商社などバリュー株が買われる二極化の日でした

分析記事

決算前の分析はこちら:11/4発表分の分析記事を探す


※本記事は過去の分析の答え合わせであり、売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

出典: Yahoo!ファイナンス(株価時系列・指数)、株探(決算速報・ニュースの見出し)、決算跨ぎチャレンジレポート(11/4発表分)

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